2011ラグビーワールドカップ
世界3大スポーツイベント、ラグビーワールドカップは第一回大会以来、地元ニュージーランドが優勝し閉幕した。2019年日本で開催が決まっていることもあって、初めて一般放送でも多くの番組でこの話題や日本代表がクローズアップされ、久しぶりに多くの日本人がラグビーに興味を抱いた。初戦フランス戦、後半中盤、一時は「勝てるかも」とみんなが思った・・・。破れはしたものの、その戦いぶりに誰もが拍手を送った事だろう。第二戦ニュージーランド戦。進化した日本がどれほどの戦いぶりを観せてくれるか注目が集まった。ワクワクした。しかし、前回の100点を越える大差はなかったものの、フランス戦と違い全く元気がなく惨敗。点数よりも、フランス戦からメンバーを落とし、二軍とも言える布陣で戦ったことは、ラグビーファンを失望させたし、せっかくラグビーに興味を抱いた人たちも、「ガッカリ」したことだろう。私はジャパン監督に提言したいことがある。選手選考についてである。近年多くのジャパン(キャップホルダー)が生まれ過ぎている。それはルール改正によって戦略的交代選手人数が多くなったこともあるが、それ以上にワールドカップまでの4年間任された監督が、選手を育てる為、あるいは見極める為に入れ替わり立ち替わり多くのメンバーを入れることが原因である。そこには本当の意味での「ジャパン」はない。それまでは育てる・見極めるといったことは、日本代表Bとか選抜チームにいれて海外遠征をさせ判断していた。そして、やっとの思いで「ジャパン」になったのだ。そして本当の意味での「誇り」が宿った。育てたい選手や見極めたい選手を最初から桜のジャージを着させて「ジャパン」として試合をさせる。平気でキャップ対象試合にも出す。「4年後のワールドカップをにらんで入れて育てる」、それが考えのようだ。私は、本当の日本代表というのはその年々や試合毎に選出し、常に「本当のジャパン」でなければと思っている。そして常に選ばれた真の15人で戦って欲しいと思う。怪我をしたら次の選手が出場できる。戦略的交代があるにせよ、原則的には代表監督みんながそいうことを大切にして欲しい。そこにこそ、本来のジャパンの姿があり、その集団こそがファンを増やし、ラグビー人気を高める大きなカギがあるように思う。がんばれジャパン!